個人事業主の魅力とは?
私は、会社員、教師、個人事業主という3つの働き方をしてきました。
今日は、『個人事業主という働き方』の「魅力」・「向き不向き」について考えてみます。
私が開業した当初は、「商品もない、経験もない、(2歳の子どもの子育て中で)時間もない」という状態でした。
最初は、「自分にできるのかな」と思っていたけれど、実際に動いてみると「小さい子どもがいるタイミングだからこそ、この働き方で良かったなあ」と思うことがたくさんありました。
個人事業主が楽だと言いたいわけではありません。
「スキル」「性格(考え方)」「必要な収入」によっては、『個人事業だときつい』という場合もあるので、自分がどういう働き方をするかは慎重に考えた方がいいと思います。
では、どういうポイントで個人事業主になって良かったと感じているのか?
(私の場合は在宅で、セッションや作業代行などの仕事をしているので)
・子どもが体調を崩した時に調整がしやすい
・自分で働く時間を決められる
コントロール感を持って動けることが自分に合っていると感じています。
会社や学校に勤めていたときは、勤務時間が明確に決められている上に、「仕事の割り振り」の関係で「どうしたって避けられない・人に任せられない」仕事もあり、自分には権限がなくて動かせないことも多くて大変でした。
もちろん、そのおかげで身についたこともたくさんあるので、当時の経験は本当にありがたいものだと感じています。しかし、今の私の状況で、当時と同じ働き方をするとなると、フラストレーションで胃が痛くなりそうです。
価格設定ができる・自分で時間配分ができる
自分で価格を設定できる点も、起業の大きな利点と感じています。
たとえば、私が提供しているセッションは、
初めはモニター価格3300円/回から始め、経験を積むことで価格を上げてきました。
個人事業主では、誰かから収入を約束されません。
でも、価格決定をすることはもちろん、自分次第で自分の働き方や忙しさをコントロールすることができます。
これは、会社員時代の私には考えられないことでした。
個人事業主は、
・やったらやっただけ収入を得られる可能性がある
・お客様に喜んでもらえなかったら(リピートされない・新規集客できない)収入が入らない
というわかりやすさがあり、私はこのわかりやすさが好きです。
また、働く時間がコントロールしやすくなったことで、以前よりも柔軟に新しいことを学ぶ時間を確保できるようになりました。そして、学んだことは、そのままサービスの質の向上につながっています。「学び→仕事の質向上→また学ぶ→…」このサイクルが回っていることにも、喜びを感じます。
『個人事業主』という働き方が合わない人はいるの?
一方で、個人事業主という働き方が合わない人もいると思います。
たとえば、
・『答えのないこと』について考えるのが苦手な人
・指示されたことを実行する方が楽だと感じる人
・完璧を求めるあまり行動に移せない人
・収入につながるかどうか確実でないことに挑戦することが嫌だと思う人
などに当てはまる方です。
起業には100%の正解がなく、実際に行動してみないとわからないことが多いため、
不確実性をも楽しめる(or受け入れられる)人が向いていると私は思います。
体力があるなら、副業から始めるのもお勧め
起業において時間がかかるのは「種まき」です。
「具体的な商品やサービスを形にする」そして「それによる収入を得る」には時間がかかることが多いです。
私の周りの起業家の方々からも、起業の構想を練ってから実際に安定した収入を得るまでには時間がかかったという話をよく聞きます。
もし私がまだ会社員や公務員で、体力や使える時間にゆとりがあるのであれば、数年間は在職しながら「仕事の種」を(モニター提供や発信などで)少しずつ育て、その後に本格的に活動を始めるというアプローチを取ると思います。
(私自身はすでに仕事を辞めて子育てをしていたので、この方法は取っていません)
これから起業を考えている方へ
ゼロから1を作るときは、時間がかかります。
・自分がどうありたいか・どう生きたい・自分が人にどんな価値を提供したいかを言語化する
・役に立ちたい相手が、「お金を払って解決したい」ほどのお悩みは何か?
・その悩みを解決するために、何が必要なのか?
・自分にできることは何か?
・どんな形でサービスを提供するか?
・どう知ってもらうか、届けていくか
など、考えることや「やること」がたくさんあるからです。
今、ご自分が「仕事においてどんな状況にあるのか・これから何をすべきか・どうしたいのか」
これからのことをじっくり考えたいときは、ぜひなかがみのセッションをご利用ください。
本日も、ご覧いただき、ありがとうございました!
(※なかがみメルマガ87号より 2023/10/11 配信)