私は歯列矯正をしています。昨年1月からだから、もう丸1年。出っ歯でガチャ歯、審美的にも機能的にも問題を感じていたので、10年以上前から検討していました。
仕事や金銭的な都合でなかなかできずにいたけれど、息子が1歳になったころスタート。
昨日は午後1時から総合病院の口腔外科で手術でした。健康な歯を残して正しい噛み合わせにするために、必要な処置だったからです。点滴を入れて2時間かけて行いました。
口の中の手術を受ける経験なんてそうそうあることでもないし、読みたいと言ってくれた方がいるので、長くなりますがレポ的な記事を書きますね。(ますます何のブログかわからない)
※痛いの想像して辛くなるタイプの方はあまり読まない方がいいかもしれません。
早速手術の話
部分麻酔で意識のあるままなので、かなりドキドキしました。アンカースクリューという矯正用のネジを打ち込んだのですが、その数なんと12本。4つの金具?を装着するために、1つにつき3つネジが必要なんです。
ネットでよく見るアンカースクリューは1本打ち込むだけなので5〜15分くらいで装着できると言われていますが、今回のは違いました。メスを使って、切る→ネジ入れる→縫うという流れで行います。
過去、親知らずが前に押し出してしまった歯列を、全体的に後ろに引き戻すため、強力な固定源が必要なんです。(親知らずは変な生え方をして虫歯になったので10年前にさよならしました。)
ドラマでしか見たことのない手術室エリアの中は、なんだかセットのよう。カードキーで開けられた白くて明るい通路を進んでいくと、マスクをしてパリッとした手術着を着たスタッフの方が待っています。
案内された通りに着替え、手術室に入ると、J-POPっぽい明るい曲が有線で流れていて驚く。患者さんの緊張をほぐすためだそう。手術中ずっと流れてました。こういう心配り、ありがたいですね。
オペそのものは麻酔のおかげで全く痛くない。麻酔の注射も「あれ?いつ刺したの?」って感じ。でも音と衝撃、味覚はあるので、ずっと「早く終わってよー。暑いよー。」と思いながら受けていました。それに顎に衝撃が走るたびに、体が強張る。
顔塞がれてたせいか緊張のせいか、途中からうっすら汗が出てました。
最後、拭いてくれた時の爽快感ったら。
何はともあれ、無事終わって良かったです。
なお、顔はパンパンに腫れてます。しばらくマスクして過ごそう。
それにしても、あんなにギーギーガチャガチャやってるのに、全く痛みがないってすごいよなあ。麻酔がなかったらと思うと怖すぎる。
手術開始から約1日経過した今までで、1番痛かったのは麻酔が切れ始めた午後5時。
それ以外には点滴失敗されて痛かったくらいです。つわりでも点滴失敗されて、点滴嫌いになりつつあります。
昔は病院嫌いな人のことをビビリだと思ってましたが、当たるスタッフ次第ですね。今日の方々はみんな不安にならないようにいっぱい声がけしてくれて、心づかいがありがたかったです。
次は1週間後に抜糸。そして矯正終了後2年後くらいにネジを外す処置をするそうです。(後戻りした時用)
外すときは手術じゃなく処置室でささっとできるらしい。不思議。
おしまい。
最後に
症例や適応事例についてなどはあえて詳しくは書きませんでした。浅い知識で間違ったこと伝えてもよくないので。
あ、でも矯正するかどうか迷ってる時って、経験者の声が気になると思うので、お役に立てそうであればなんなりとお聞きください。
はーー。終わった終わった!
※この治療法は少なくとも10年前に矯正歯科をいくつか巡った際にはありませんでした。ウダウダ迷っている間に技術が発展し、医療用のアンカースクリューが開発されてできるようになったみたいです。昔だったら私は4本健康な歯を抜かなくてはならなかった症例です。