考える

2026/9/29 14:24

AIでできることが増えた。で、私はこれから何をする?

AIでできることが、この数年でものすごく増えました。仕事の形が変わるなか、これから何を学び、どんな力を伸ばしていけばいいのか? 正解がないからこそ、AIに触れながら、試しながら、考えてみることにしました。

数年前、AIはまだ「うまく作れない」ものだった

2023年、私はnoteに、AIで画像を作ってみた記事を書いていました。

【ChatGPTで思い通りの絵ができない。その原因と対策。】


当時、AIで画像を作る際、かなりプロンプトを工夫しないと、意図通りのイラストを作ることは難しかったものです。

もちろん、画像内に文字を入れるなんて、とてもじゃないけどうまくできませんでした。

最近AIを使い始めた人からすると信じられないかもしれませんが、別の国の文字が混ざったような、漢字もどき、ひらがなもどきしか出力できなかったのです。

当時、AIでバナーを作ることも試していましたが、AIにイラストや写真っぽい画像を作ってもらって、文字は自分で上から載せる。

現実的には、そのくらいの使い方かなあと感じていました。

たった数年で、ここまで変わった

それが、たった数年でずいぶん変わりました。

今では、デザインをやったことがない人でも、AIを使えば「それなり」のサムネイルやバナーを簡単に作れるようになっています。

もちろん、本職の方から見れば「AIっぽくてむず痒い」感じのデザインであることも多いのですが、無料で気軽に行うイベントなどでは「必要十分」と思う方も多いでしょう。

今は、資料のたたき台やスライド案を作ってくれるAIもあるし、ある程度はWebサイトの構成やデザインまで作ってくれる。

独立したAIツールだけではなく、私たちがこれまで使ってきたツールそのものにも、どんどんAIが搭載されています。

たとえばCanvaにもAI機能がありますし、先日私が試したStudioにも「Studio Assistant」というAI機能ができました。

ChatGPTでも、利用環境によってはほかのツールと連携したり、定期的に情報を確認してもらったりすることもできます。

「これ、1年前もできたっけ?」

と思うようなことが、普通にできるようになっています。

仕事が変わるだろうとは、前から思っていた

AIを使うことで、自分たちの仕事の中身が少しずつ変わっていくだろうな、ということは、2023年頃からなんとなく思っていました。

とはいえ、

「これからはAIだ!」

と、一気にそちらへ舵を切ったわけではありません。

私はその後も、目の前にある仕事をコツコツやっていました。

Webサイトを作ったり、資料を作ったり、文章を整えたり。

ありがたいことに仕事もあったので、それをやっていれば普通に仕事として成り立っていました。

技術のスピードは上がるのに、「試す時間」は減っていた

そうこうしているうちに、家庭の事情で、長時間しっかり働くことが難しくなりました。

日中、仕事に使えるのは1日2〜3時間取れればいいかな、という時期もありました。

使える時間が少なくなれば、当然、仕事の量も調整しなければなりません。

でも、減ったのは「仕事をする時間」だけではありませんでした。

新しいことを学ぶ時間。

いろいろ試してみる時間。

失敗して、やり直して、また試してみる時間。

そういう試行錯誤そのものに使える時間も減っていました。

その間にも、AIでできることは増えていた

そして最近、改めていろいろなAIやツールを触ってみると、

「え、もうここまでできるの?」

と思うことが増えました。

資料をバーッと作ってくれる。

指示を出せば、文章だけではなくデザインまで作ってくれる。

いくつかのツールを連携させれば、今まで人が一つずつやっていた作業をまとめて進められる。

私自身、まだまだ使いこなしているとは言えません。

「こんなこともできるらしい」と知って、とりあえず試しているものもたくさんあります。

しかも、この分野は進化が速い。

今、一生懸命ツールの使い方を覚えても、1週間後にはもっと簡単な方法が出てくる、みたいなことがよくあります。

となると、

「このAIツールの使い方を覚えれば大丈夫」

という話でもないんだろうな、と思います。

じゃあ、「作る仕事」はどうなる?

これは、私自身の仕事ですでに起きていることです。

これまでご依頼いただいていた作業の中に、

「目的や要件がここまで明確なら、私が作業するより、クライアントさんが直接AIで作った方が早いな」

と思うものが出てきました。

クライアント自身がAIを使えるのであれば、私に指示を出して、私が作って、確認して、修正して……とやり取りするよりも、直接AIに指示した方が早い場面も増えています。

もちろん、AIが出したものをそのまま使えるとは限りません。

何を作るのかを整理したり、必要な情報を選んだり、違和感や間違いに気づいたり、受け取る人に合わせて内容や見せ方を調整したり。

そういう部分は、むしろ大事になっていくのかもしれません。

でも、「作業すること」そのものにかかる時間やコストは、これからもっと小さくなっていくんだろうと思います。

そうなると、

じゃあ、人は何をするんだろう。

私は、何をすることで仕事として価値を出していくんだろう。

そもそも、これからは何をもって「価値を提供した」と言うんだろう。

そんなことを考えるようになりました。

これ、自分の仕事だけの話じゃないなと思った

そしてもう一つ。

子どもと過ごしていると、

「今からの子どもたちって、何を身につけていったらいいんだろう?」

と思うことがあります。

時代が変われば、入試の形も、仕事で求められる力も変わっていきます。
もちろん、「覚えること」の価値がなくなったわけではありません。車を運転しながら「この標識、どういう意味だっけ?」と毎回調べるわけにはいかないように、身につけておかなければ使えない知識もあります。
ただ今は、覚えたことを土台にして、どう考えるか、どう使うか、何をつくるか。そこまで含めた力が、以前にも増して必要になっているように感じます。

一方で、教育の仕組みは、技術のように数か月、数年単位でガラッと変わるものでもありません。

でも、一人ひとりに合わせてできることは増やせるのかもしれない

たとえば、うちの子は反復学習があまり好きではありません。

漢字ドリルを何度も繰り返す、みたいなことは好きじゃない。

でも、自分が興味を持っている駅名なら、3回くらい書いただけで覚えてしまうことがあります。

そういう姿を見ていると、

「じゃあ、駅名を使って漢字を勉強できる教材を作ったらどうだろう?」

と思ったりします。

以前だったら、一人の子の興味や得意・不得意に合わせて、その子専用の教材を一から作るのは結構大変でした。

でも、AIがあれば、こういう個別にカスタマイズした学び方も、ずっと作りやすくなるんじゃないかと思っています。

AIがあるから、できるようになることもある

もちろん、作ったものが実際に本人に合うかどうかは、使いながら確かめていく必要があります。

それでも、

「こんなものがあったらいいのに」

と思ったとき、それを実際に形にして試してみるまでのハードルは、かなり下がりました。

そう考えると、AIって「人の仕事を奪うもの」という側面だけではなくて、

今までだったら手間やコストがかかりすぎてできなかったことを、できるようにするもの

でもあるんですよね。

何か困っていることがあって、

「こんなものがあったらいいのに」

「こういうやり方ができたらいいのに」

ということに対して、何かを作ることで解決できるのであれば、AIはかなり使えるんじゃないかと思っています。

じゃあ、自分は何に使いたいんだろう

世の中には、いろいろな困りごとや課題があります。

もちろん、その全部を私が解決できるわけではありません。

そんなことは、一人の人間の力ではできません。

では、その中で、

自分はどんなことなら「何かできないかな」と思うんだろう。

今までやってきたことを、どこに使えるんだろう。

これから何を知りたいんだろう。

最近は、そんなことを考えています。

正直、まだはっきりとした答えは出ていません。

ただ、明確に「関わりたい分野」は存在します。

これは、また別の記事で詳しく書こうと思います。

今までやってきた制作の仕事を全部やめて、明日から何か別の仕事をする、という話でもありません。

教育や学習支援についても興味はありますが、私はその分野の専門家として何でもできるわけではありません。

だから、今の時点で、

「これから私はこれをやります」

ときれいに決めるのは、ちょっと違う気がしています。

だったら、とりあえずやってみよう

答えが出てから動くんじゃなくて、

実際にやってみる。

人と関わってみる。

作ってみる。

調べてみる。

そうしたら、「思っていたのと違った」と分かるかもしれないし、

逆に、

「あ、私はこれをやりたかったんだ」

と思うことがあるかもしれません。

その過程自体を記録してみよう。

そんなところから、このブログを始めることにしました。

このブログでは、実際にやってみます

AIでWebサイトを作ってみる。

新しいツールを使ってみる。

教材を作ってみる。

気になったことを調べてみる。

誰かの困りごとに対して、

「AIや今までの自分のスキルを使ったら、何かできないかな」

と考えてみる。

実際に作って、試して、

「これはよかった」

「これは全然ダメだった」

「思っていたのと違った」

ということも含めて、記録していこうと思います。

その中で、

自分がこれから何を仕事にしていきたいのか。

何を学びたいのか。

どんなことに自分の時間や力を使いたいのか。

そういうことも、少しずつ見えてくるのかもしれません。

ということで、このブログのテーマは、とてもシンプルです。

AIを使って、つくる。試す。学ぶ。

小さな「やってみよう」を記録するブログです。

AIでできることが増えた今、これからどうする?

私自身もまだ分からないので、まずは実際にやってみようと思います。

※AIツールの機能、料金、利用条件は変わることがあります。このブログでは、私が実際に試した時点の情報と感想を中心に記録します。AIが出力した内容は誤っていることもあるため、公開・利用する際は必要に応じて公式情報や一次情報を確認します。

©︎2026 Nakagami Miho